「イニシエーション」とは、「通過儀礼」と訳され、成長段階で行われる儀礼を指します。
スピリチュアルの文脈では、魂の成長段階と、それに必要な修行といった解釈になります。
ここでは、「イニシエーション」のスピリチュアルな意味や、向き合い方について、詳しく解説していきます。
「イニシエーション」のスピリチュアルでの象徴や意味
「イニシエーション」のスピリチュアルでの象徴や意味
「イニシエーション」は、魂を成長させ、ステージを高めるための試練を意味します。
具体的にどのように成長していくかについては、無数の考え方があります。
7段階の場合、肉体の支配から始まり、感情、思考、霊体、統合、カルマの精算、物理法則の超越の最終段階に至ります。
仏教による解釈では、三界六道を経る中で人となり、そこで修行し徳を積み、解脱によって仏に至り、輪廻から解放される、といった流れです。
釈迦は修行を経て仏となりましたが、それ以前の生でも修行を続け、徳を高めていました。
その1つずつが「イニシエーション」に該当します。
「イニシエーション」のスピリチュアルメッセージ
「イニシエーション」のスピリチュアルメッセージ
「イニシエーション」は、しばしば喪失体験を伴います。
大きな困難や、生活環境の変化と、それに関する感情としてメッセージは顕れます。
越える瞬間を実感する事は少なく、その前段階の認識が主です。
「イニシエーション」のスピリチュアル的な解釈
「イニシエーション」のスピリチュアル的な解釈
「イニシエーション」のスピリチュアル的な解釈は次の通りです。
「イニシエーション」いい意味での解釈
「イニシエーション」いい意味での解釈
周囲の人々から孤立する、仕事が合わなくなる、運の悪い事が続く、自分に違和感がある、といった感覚と共に、極限的に力の満ちる感じ、より遠くを見渡せる感覚、世界や自分の認識が広まるなら良い意味です。
「イニシエーション」に直面しており、これを乗り越える事で魂をより上位のステージに引き上げられます。
なお、このような感覚が最晩年に起こる事もあります。
これは、次の転生でステージが跳ね上がるための「イニシエーション」です。
無駄になる事はないため、真摯に取り組みましょう。
「イニシエーション」悪い意味での解釈
「イニシエーション」悪い意味での解釈
孤立や不幸、違和感などがあり、これに対する怒り、絶望、無力感、逃げ出したい感じ、実際に逃げ出す、自暴自棄になる、といった場合、良い意味とは言えません。
「イニシエーション」は通過儀礼ですから、当然、準備が出来ておらず、通過出来ない場合もあります。
絶望や無力感は、乗り越えられるだけの底力が足りていない状態です。
修行になっているから、と無理に受け容れて進んでも、息が切れて破綻しかねません。
今回はまだ未熟だったと受け容れ、次のタイミングで成長出来るよう、修行を積み直しましょう。
先は長いのです。
まとめ
まとめ
「イニシエーション」は、魂のステージが上がるための通過儀礼を意味します。
良い意味としては、修行がよく出来ており、乗り越えられる状態です。
悪い意味としては、パワー不足、修行不足で、乗り越えられない状態です。
このような時は、無理せず仕切り直して、改めて修行に取り組みましょう。