「天命」とは、運命を意味し、世界における自分の役割とも解釈できます。
そんな「天命を知る」事は、スピリチュアル的にどんな意味があるのでしょう。
ここでは、「天命を知る」のスピリチュアルな意味や、向き合い方について、詳しく解説していきます。
「天命を知る」のスピリチュアルでの象徴や意味
「天命を知る」のスピリチュアルでの象徴や意味
天命は、天があなたに与えた命令、一生の役割といったものです。
これを知り、適切に従えば、運命は味方し、あなたが持つ本来のパワーが活かせるでしょう。
一方、天命は曖昧です。
古代中国の思想家の孔子は、「五十にして天命を知る」と語っています。
学を修め、自分を持ち、成熟して迷いをなくした末に、ようやく辿り着く境地で、簡単に分かるものではありません。
天が直接命令しないのは、人間の可能性に期待するからです。
命令した事しかやらない人より、命令の目的を理解し、自分なりの方法で取り組む人の方が、大きな成果を挙げます。
すなわち「天命を知る」事は、運命が目指すところを理解するという意味になります。
「天命を知る」のスピリチュアルメッセージ
「天命を知る」のスピリチュアルメッセージ
「知った」と思う天命と、それに関わる感情がメッセージです。
それが本当に天命であるか、単なる思い込みの誤解であるかは、ある程度従って生きた後に、続くメッセージとして顕れます。
「天命を知る」のスピリチュアル的な解釈
「天命を知る」のスピリチュアル的な解釈
「天命を知る」のスピリチュアル的な解釈は次の通りです。
「天命を知る」いい意味での解釈
「天命を知る」いい意味での解釈
自分の良いと思う事、すべきと思う事がはっきりしており、それに向けて取り組み、一定の成果を上げているなら良い意味です。
今の道を進む事が、天命に沿うと理解している状態です。
それは必ずしも職業とは一致しません。
趣味活動の場合もあれば、子育て、自己探求の場合もあります。
天命が分からず、迷いながら暮らす時も、良い意味です。
求める気持ちが続く限り、道は先へ進んでいるのです。
今生で果たせなくても、来世で辿り着く、魂の修行になっている場合もあります。
「天命を知る」悪い意味での解釈
「天命を知る」悪い意味での解釈
自分の思い通りの仕事に就き、大きな収入を得る事を天命と理解し、これを保つため、人を攻撃する事も厭わないといった場合は悪い意味です。
魂のパワーが強いため、運気を強引に引き寄せていますが、攻撃された他人のネガティブな感情も引き寄せてしまっています。
あなたが天命と思っている職業は、天命に従う道の1つに過ぎません。
何より、他人の恨みを買うような行為は、魂を穢していきます。
このような時は、改めて自分を見つめ直しましょう。
「天命なので仕方ない」という後ろめたさと向き合い、更なる最善を目指す事で、ようやく天命の一端に近づけるのです。
まとめ
まとめ
「天命」は、世界における自分の役割を意味します。
職業に限ったものではなく、良いと思う事を、すべき事として進めているのが天命を知っている状態です。
一方、天命を知ったつもりで、他人を蹴落とすような人は、魂を穢しています。
後ろめたさと向き合い、更なる最善の道を見つける事が、「天命を知る」事に繋がるでしょう。