「死神」は、死を象徴化したもので、宗教絵画やファンタジーの文脈でしばしば顕れます。
スピリチュアルの観点からは、どのような存在なのでしょう。
ここでは、「死神」のスピリチュアルな意味や、向き合い方について、詳しく解説していきます。
「死神」のスピリチュアルでの象徴や意味
「死神」のスピリチュアルでの象徴や意味
タロットカードに描かれるような、鎌を持つガイコツという姿は、中世以降の西洋で考案されたとされます。
恐ろしげは見た目とは裏腹に、その鎌は武器ではなく農具です。
修行を終えた魂が刈り取られる、収穫の意味になります。
一方、日本神話の場合、死をもたらす神は伊弉冉尊です。
彼女は黄泉国で「1日1千人を殺す」と決めました。
これに伊弉諾尊は「こちらは1日1千5百人の人を生む」と決め、対抗しました。
こちらの「死神」は、人の発展、生の循環に必要な要素としての「死」を象徴しています。
「死神」のスピリチュアルメッセージ
「死神」のスピリチュアルメッセージ
「死に神」を認識する事で、メッセージは顕れます。
直接姿を見る事は稀ですが、存在を何かしら感じたり、絵や文章などで触れる機会は多いでしょう。
漫画などで、極度にスタイリッシュにキャラクタ化されていたとしても、あなたが「死神」と認識するなら「死神」です。
「死神」のスピリチュアル的な解釈
「死神」のスピリチュアル的な解釈
「死神」のスピリチュアル的な解釈は次の通りです。
「死神」いい意味での解釈
「死神」いい意味での解釈
「死神」と接した時、死を感じ嫌だと思う気持ち、不気味さ、恐怖心、特に何とも感じない、美しさ、死が近く腑に落ちる感じ、といった場合は良い意味です。
あなたが生命力に溢れ、死から遠ざかりたいという気持ちが表れています。
実際に死が近い時、「死神」を感じてある程度の納得感があるなら、良い魂の修行が出来たという顕れです。
納得出来ても、生物である以上は多少の嫌な気分は残ります。
尚、ガイコツ型の「死神」は、骨格が機能美に満ちているため、多少「美しさ」を感じるのは普通です。
「死神」悪い意味での解釈
「死神」悪い意味での解釈
「死神」と接した時、強い憧れ、死への希望、ホッとした感じ、解放感、誘われる感じなどがあれば、悪い意味です。
現実の生活の中で、大きなストレスを抱えており、そこから逃げたいという気持ちの顕れです。
明確に「死にたい」と思っている訳ではありませんが、同様の開放された状態を願っています。
直ちに休職すべきブラック労働の場合もありますが、学校で発表の順番が迫っている、といった一過性のストレスの場合もあります。
このような時は、まず自分を見つめ直しましょう。
何にストレスを感じているか、細かく要素にほぐしていくと、1つずつは案外単純なものです。
まとめ
まとめ
「死神」は、死のイメージの他に、充実した人生や、生命の循環を象徴します。
良い意味としては、生命力が充実している状態や、良い魂の修行がきっちり進んだ状態です。
悪い意味としては、大きなストレスと、逃げたいという気持ちの顕れです。
このような時は、ストレスの原因を解していく事で、解消の糸口が掴めるでしょう。