密教の宝具の一種である、五鈷杵(ごこしょ)を見たことがありますか?
何だか豪華絢爛で尖った鉄アレイみたいな五鈷杵ですが、むかし弘法大師空海もこれを修行に用いていたと言います。
五鈷杵とは一体何でどんなスピリチュアルな威力を持っているのか、それらの理解を進めて参りましょう。
「五鈷杵」のスピリチュアルでの象徴や意味
「五鈷杵」のスピリチュアルでの象徴や意味
五鈷杵とは金剛杵(こんごうしょ)の一種であり、両端に5つの突起があると五鈷杵、両端に1つの突起なら独鈷杵、両端に3つの突起なら三鈷杵になります。
古代インドで五鈷杵はヴァジュラと呼ばれ、雷神であるインドラの雷の力が具現化したものとされていました。
この世で一番強いとの意味もあり、古代には武器として使用されたそうです。
空海は中国から高野山に届いた五鈷杵を持って、精神の修行を行っていたと言います。
五鈷杵は雷神の力により魔を粉砕するものと考えられ、人の煩悩や困難や疫病を除去するものと考えられてきました。
五鈷杵が身近にあるだけでも、厄除けの効果は大きいと言われています。
「五鈷杵」のスピリチュアルメッセージ
「五鈷杵」のスピリチュアルメッセージ
もしあなたが五鈷杵が欲しいと思うなら、「いまの邪悪な想念や煩悩を消すべきだよ」「厄除けをして幸福を得るべきだよ」というメッセージです。
五鈷杵を手に入れてみるのがよいでしょう。
「五鈷杵」のスピリチュアル的な解釈
「五鈷杵」のスピリチュアル的な解釈
五鈷杵はいい加減に使って良いものではなく、正式な使い方が存在しています。
その方法をよく覚えて、日々精神の鍛錬に使ってみてください。
「五鈷杵」いい意味での解釈
「五鈷杵」いい意味での解釈
本来ならば五鈷杵を使う場合、真言密教の仏門に入り阿闍梨(あじゃり)から伝授される必要があります。
しかし普通の人も正しい用法を覚えれば、五鈷杵の悪影響を受けないでしょう。
五鈷杵は通常13cmから20cmほどですが、それより小さなものや大きなものがあります。
自分が気に入るサイズやデザインの五鈷杵を選ぶことが大切です。
無難に使っていくなら、五鈷杵を部屋に飾り付けて毎日眺めてみてください。
その時には煩悩や邪気が消えると信じることによって実現しやすくなります。
五鈷杵の中心部を持ったら精神を統一て瞑想をし、雷により自らの煩悩や悪しき物を消すことを思い浮かべてみてください。
右手に五鈷杵、左手に金剛鈴を持つのが正式な方法で、それによってエネルギーが高まると言います。
「五鈷杵」悪い意味での解釈
「五鈷杵」悪い意味での解釈
もし五鈷杵の正しい使い方も分からずに握りしめたり遊んでいたりすると、気力が奪われ体調不良を起こすかもしれないので注意してください。
まとめ
まとめ
古くからインドや日本で伝わってきた五鈷杵とは、雷神の力で邪気や煩悩を消し去り、厄除けを得て幸せに向かわせてくれる宝具なのでした。
五鈷杵を手に入れたなら正しい使い方を心がけ、日々瞑想をして良い効果を受け取ってみてください。