「不食」とは、修行としての「断食」ではなく、ものを食べない行為を表す言葉です。
とある芸能人が実践したとも言われていますが、実際には食べ物を口にしており、意味は異なります。
少量の食べ物で大勢が満たされた、食べないで長時間生きたなどのエピソードは、神話などにしばしば描かれるものです。
ここでは、「不食」のスピリチュアルな意味や、向き合い方について、詳しく解説していきます。
「不食」のスピリチュアルでの象徴や意味
「不食」のスピリチュアルでの象徴や意味
食事とは、生命の気を取り込み身体に蓄え、そしてそれを活動として再び世界に戻す流れです。
一方、「不食」の場合、これを止める状態となり、不活発、静止、永遠、独立、そして何より死の象徴です。
体内の生命力に関しては、内部で循環し、維持または減衰状態という意味になります。
「不食」のスピリチュアルメッセージ
「不食」のスピリチュアルメッセージ
食事への執着の、永久的な消失という形でメッセージは顕れます。
食べたいのを我慢しているだけの状態ではありません。
食欲そのものが消えている状態です。
表層で食べたいという気持ちがなくなっても、体調に不調が表れる場合、深層意識で食や栄養を欲しており、「不食」に該当しません。
また「不食」は、自らの感覚として表れる非常に狭い概念で、誰かに勧められたり真似するのは、ただの断食です。
「不食」のスピリチュアル的な解釈
「不食」のスピリチュアル的な解釈
「不食」のスピリチュアル的な解釈は次の通りです。
「不食」いい意味での解釈
「不食」いい意味での解釈
体内で宇宙が完結している状態で、仏教でいう解脱や成仏、道教でいう尸解の段階に入ったと解釈できます。
魂のステージという概念を超え、次の肉体的な死によって輪廻から抜け出せるという予兆です。
つまり、「不食」は結果として表れる現象の1つです。
途中で食欲が戻り、「不食」を終えたとしても、境地が垣間見え、大きな魂の修練が積めた事になります。
「不食」悪い意味での解釈
「不食」悪い意味での解釈
「不食」を始めた時、不調や不快感を感じたり、周囲の人を心配させている場合、悪い意味となります。
本来魂の段階が「不食」に到達していないにもかかわらず、食欲が極端に落ちているため、「不食」と誤解した状態と解釈できます。
生命と精神のパワーが落ちた、抑鬱状態とも言えるでしょう。
食事を再開し、医師の診断を受けるの適切です。
他に、虫歯や歯周病など、口腔内に不調があっても食欲は顕著に低下します。
高齢の家族が「不食」に見える場合、歯科の口腔ケアも検討しましょう。
認知症傾向で入れ歯利用の場合、特に手入れが不十分になります。
まとめ
まとめ
「不食」は、世界の気の流れから独立する状態を表します。
良い意味としては、解脱や尸解など、輪廻から抜け出し、仏や神仙の領域に達する予兆です。
悪い意味としては、パワーの極端な低下の表れです。
疾病を伴う不調の場合が多いため、医療を利用しましょう。