天の中心とされる北極星は、古来より妙見菩薩(みょうけんぼさつ)として信仰された存在です。
かつてインドで発祥して北極星信仰と習合したもので、日本でも飛鳥時代から信仰を集めました。
妙見菩薩がもたらすスピリチュアルな影響を詳しく見ていくことにしましょう。
「妙見菩薩」のスピリチュアルでの象徴や意味
「妙見菩薩」のスピリチュアルでの象徴や意味
妙見というのは視力が優れていることで、宇宙の心理と善悪を見通す菩薩の意味があります。
北極星は全ての星の動きを操る天帝とされ、北極星こと妙見菩薩は不動の星なため、道を示す神として崇拝されてきました。
妙見菩薩が日本に入ってからは薬師如来の化身、あるいは天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)と同一の存在とも言われ、北辰菩薩の異名もあります。
妙見菩薩を信じれば災難を避けることができ、勝ち運や開運をもたらし、善悪を見分けられるとのことです。
また目の神さまなことで、悩んでいる眼病も治るとも言います。
「妙見菩薩」のスピリチュアルメッセージ
「妙見菩薩」のスピリチュアルメッセージ
もしあなたが妙見菩薩に拝みたいなら、「厄除けをもたらし人生を切り開くよ」「善悪を見分け成功にみちびくよ」といったメッセージがあります。
そして目が悪い人には「目の病気が直って幸せになるよ」とも告げられています。
「妙見菩薩」のスピリチュアル的な解釈
「妙見菩薩」のスピリチュアル的な解釈
ご利益を得るならば妙見菩薩に縁のある場所に行ってみたり、妙見菩薩に関係することを生活に取り入れてみるのも良いです。
しかし妙見菩薩を拝むときには、平将門に配慮する必要もあるかもしれませんよ。
「妙見菩薩」いい意味での解釈
「妙見菩薩」いい意味での解釈
各地に数十カ所もある妙見菩薩の神社仏閣に拝むことで、そのご利益は高まることになりそうです。
例えば妙見菩薩の聖地と呼ばれる大阪の能勢妙見山、千葉の妙見本宮千葉神社などの有名所も多数あります。
そうした妙見菩薩の神社仏閣では、ご利益を高める名所を訪ね、行事に参加することが運気上昇の秘訣です。
能勢妙見山では何度もある祈祷会の参加、白糸の滝のお滝行、出会いの鐘に祈願するなどの方法があります。
また日頃から妙見菩薩のお守りを身につけるのも良いですが、真言を唱えることでその御利益があると言います。
妙見帰命心真言は「オン、ソチリシュタ、ソワカ」というものです。
「妙見菩薩」悪い意味での解釈
「妙見菩薩」悪い意味での解釈
かつて国に反旗を翻した平将門は朝廷により殺害されましたが、死後に数々の祟りを起こして恐れられ崇拝されました。
将門は生前に妙見菩薩を信仰しており、妙見本宮千葉神社は将門を祀る神社でもあります。
平将門の討伐に縁があった神社仏閣とは相性が最悪で、特に成田山新勝寺が有名です。
そのために妙見菩薩と成田山を一緒に拝むと悪いことが起きるともされるので気をつけてください。
まとめ
まとめ
各地で信仰される妙見菩薩とは、厄除けと開運、そして善悪の見分けのご利益をもたらす存在でした。
時代は移り変わっても、妙見菩薩の神社やお寺は意外と多いようです。
お近くの聖地に出向いてご利益を高めてみてください。