大昔からの神話に登場する、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)をご存知ですか。
この神さまは宗像三女神の一柱で、別名を狭依姫(さよりひめ)や比売神(ひめかみ)とも呼ばれて来ました。
市杵島姫命がもたらす、浄化と幸せにまつわるスピリチュアルな力を詳しくご紹介します。
「市杵島姫命」のスピリチュアルでの象徴や意味
「市杵島姫命」のスピリチュアルでの象徴や意味
神話によれば天照大神(あまてらすおおかみ)と素戔嗚尊(すさのおのみこと)の誓約(うけい)の時に誕生した、宗像大社の辺津宮の水神さまです。
「いちき」とは「斎」のことで、心身を清めて神さまを祝うという意味があるので、市杵島姫命は巫女としての役割を持っていました。
金運や商売繁盛や芸能上達をもたらし、日本の海域の守護者となって豊漁や交通安全をもたらしてくれる神さまです。
本地垂迹(ほんじすいじゃく)では、七福神の弁財天と同一視されるようになりました。
そのため弁財天に拝むことは、市杵島姫命に拝むのと同じことです。
また水神であり身を清めるとの性格から、大祓詞(おおはらえのことば)に登場する瀬織津姫と同一存在であるとの見方もあります。
「市杵島姫命」のスピリチュアルメッセージ
「市杵島姫命」のスピリチュアルメッセージ
もし市杵島姫命のところに参拝したいと思ったら、「邪気を祓い幸せをもたらすよ」「お金に困らなくなるよ」などのメッセージです。
参拝することで全てが好転するでしょう。
「市杵島姫命」のスピリチュアル的な解釈
「市杵島姫命」のスピリチュアル的な解釈
古来から市杵島姫命のご利益を得られる方法は、幾つも存在していました。
まずは身近なところから、市杵島姫命のご利益を受けて見るのが良いです。
「市杵島姫命」いい意味での解釈
「市杵島姫命」いい意味での解釈
気軽に市杵島姫命のご利益を得るなら、近くにある弁財天に参拝をすることです。
弁財天は各地に存在していますが、有名所では福岡の宗像大社の辺津宮のほか、比売神として祀る大分の宇佐神宮、京都の石清水八幡宮、広島の厳島神社、神奈川の江島神社などが知られています。
神社で市杵島姫命のお守りを入手できれば、そのご神徳を身に付けることができるでしょう。
弁財天の真言を唱えることで願いが届きやすく、ご利益を身につけられると言われています。
その真言は「おんそらそばていえいそわか」というものです。
また瀬織津姫が同一存在と捉えられているので、大祓詞を唱えることで心の浄化を進めてみるのもおすすめします。
「市杵島姫命」悪い意味での解釈
「市杵島姫命」悪い意味での解釈
昔から弁財天を粗末にしたり邪険に扱うと、祟られるとの話が各地に存在していました。
神さまに祟られると凶事を招いてしまうので、気をつけてください。
まとめ
まとめ
水神である市杵島姫命は、身を清め、金運や商売繁盛などの多大なご利益をいただける女神でした。
弁財天にお参りすることでも、同じ効果を得られます。
まずは近所にある、市杵島姫命の力を得られるパワースポットを探してみてください。